（安心と安全）信頼の45年

■用途
使用目的に応じて各種のユニットをご用意しております｡また、Radaスチーミックスの能力を超えるさまざまな用途に対するスチーム給湯器を開発して、ユーザー様の給湯に関するご相談にあずからせていただいております。

■Radaスチーミックス
強力で感温性に優れたバイメタルコイルがモーターとして働き、絶えず蒸気と水の混合割合をコントロールします｡

■タンデム型元止め式
ミキシングバルブは蒸気ラインと給水ラインが直接つながっていますから、先止め方式の場合、逆止弁が不調になると逆流することになります｡蒸気と水をミキシングバルブの手前で開閉させる元止め方式の場合は、逆流の恐れはありません｡
また、タンデム式の場合は、いつも蒸気と水のバルブが同時に開閉される機構ですので、バルブの誤作動の心配もありません｡

■メンテナンス
蒸気と水の混合は、一種の爆発（真空爆発）ですからミキシングバルブを構成する各パーツは堅牢且つシンプルでなければなりません｡しかし、いかに堅牢であってもしかるべき年月を経過すれば摩耗します｡Radaスチーミックスは、簡単に内部パーツの交換ができ、永くご使用いただけけます｡

【注意事項】

• ミキシングバルブ出口側にはバルブを絶対に取り付けないでください｡
• 出口側で開閉または流量調節をする使い方はできません｡
• 過熱蒸気はご使用できません｡

 使用条件

• 最高出湯温度　　　 60℃
• 最高使用圧力　　　 0.4MPa（蒸気・給水共）
• 最低使用圧力　　　 0.05MPa（蒸気・給水共）
• 最 大 差 圧 比　　　3：1〜1：1 蒸気、給水どちらが3でも可
• 元  止  め   式　　　温水出口は常に開放状態

 流量表

※下記グラフは、汽水同圧で昇温巾が30℃の出口開放状態における流量です。

ミキシングバルブにとって重要な圧力は、静止時の圧力ではなく使用中実際に得られる作動時圧力（ランニングプレッシャー）です。流量表は蒸気圧力、給水圧力が等圧で給水温度から30℃上昇させた場合の出口開放時（背圧ゼロ）における流量です。

●静止時圧力による推定流量
1S、1の場合   グラフの通り
2、3S、3の場合　グラフの80％程度
4の場合　グラフの70％程度

●蒸気、給水の供給圧力が不等圧の場合は平均値で読み取ります。

例） 蒸気圧0、4MPa、給水圧0.2MPaの場合は、平均値の0.3MPaとなります。

●温度上昇巾が30℃を超える場合
蒸気圧の値で表を読み、その流量を30倍して上昇温度で割ります。

例） 蒸気圧0.4MPa、給水圧0.2MPaでTXF-3を使用し45℃昇温させたい場合、
　　  蒸気圧0.4MPaで表を読むと流量は98L/minです。
　　　そこで、98L/min×30（定数）/45℃（昇温巾）=65L/min
作動時における圧力低下を考慮して0.8を掛けると約52L/minになり、これが予想される流量です。

 温水の使用目的に対応した各種スチーミックス・タンデム型…

※取付ブラケットはオプションです。

 型式表示

 型式一覧表（TXFシリーズの場合）(＋逆止弁付も可能です）

 スチーミックス・タンデム オプション部材

■温度計
標準品はガラス板となりますが、アクリル板での対応が可能です。

■各種ホース
お問い合わせ下さい。

■火傷防止用断熱ジャケット
スチーミックス・タンデム型の蒸気側配管に取り付けることにより、熱エネルギーの拡散を防ぎ、また火傷防止に効果があります。従来の板金カバーではバルブのメンテナンスの際に専門の作業者による解体・再施工が必要でしたが、断熱ジャケットは簡単に着脱可能なため、メンテナンスが容易に行えます。

■取り付けブラケット
スチーミックス・タンデム型専用のステンレス製取り付けブラケットです。

■蒸気ドレン抜きセット
ストレーナーからドレンを排出するドレン抜きセットです。

 スチーミックス・タンデム　取り付け及び蒸気配管について

■ 取り付け

• 調整や点検が容易にできる位置に取り付けてください。経年時の破損等による漏水発生に備えて、漏水事故で損害発生が予測されるような場所への設置はお避けください。
• ユニットの蒸気および給水入口には元弁（保守弁）を取り付けてください。（TXSF・TZF型は付属しています）
• 取り付け方向は、ミキシングバルブのバックプレートが壁面に垂直になり、入口側が上部になるよう取り付けてください。
• ユニットに各々の配管を接続する際、無理な応力のかからないように注意してください。蒸気と水の入口を確認してください。標準は、向かって左が蒸気、右が給水です。　左右逆接続する場合は、注文時に御指示ください。

■ 蒸気配管について

• 横引きの蒸気主管の要所及び管末で蒸気ドレンを排出してください。スチーミックスを蒸気ドレン抜きの代わりに使用しないでください。
• 蒸気主管より立ち下がる蒸気管の枝取りは必ず上取りしてください。（図３）
• 立ち下がる蒸気管が長い場合は、SUSフレキホースなどを使用し、蒸気管の熱膨張・収縮の繰り返しによるユニットからの蒸気漏れや部材の破損防止にご配慮ください。